山岳写真集(日本の山)


藤井諭の山岳写真集です。 日本の山々(北アルプスと大山周辺を除く)の撮影記録を振り返り、 感動の蘇った写真を年月順に整理した写真集です。 その時の感動をコメントで付記しました。 山々の雄大で美しい、また荘厳な姿が伝われば幸いです。 なおこれ以前の写真はデジタルでなかったため掲載しませんでした。


草紅葉に湧く雲
2004年9月 大雪山の黒岳から見る旭岳への縦走路は草紅葉に覆われて美しい。 奥に二番目の高峰の北鎮岳(2244m)。桂月岳の谷から雲が湧いてきた。

御鉢平
2004年9月 大雪山は旭岳から黒岳に渡って広大な噴火口が広がり 御鉢平という。秋には草紅葉が広がり雄大でカラフルだ。奥に白雲岳が見える。

天下一品
2005年3月 三ツ峠からの富士山は天下一品だ

三ツ峠の岩場
2005年3月 三ツ峠の岩場は岩のゲレンデとして有名。 剱岳や穂高岳の岩登りの訓練の場だ

大峰山系・大日山
2005年4月 稲村ケ岳の隣に聳える大日山は異形に突き上がった峰だ。 よじ登った頂上からは、大峰山系の大半を眺めることができた。

霧の大台ケ原
2005年4月 大台ケ原の山頂付近は立ち枯れが多い。 ガスに覆われた枯れ木が幽玄な雰囲気をかもしだしていた。

沼ノ平
2005年7月 安達太良山のシンボルは巨大な噴火口の沼ノ平。 まるで月の世界に迷い込んだような錯覚を覚えた。

巨大なドーム
2005年7月 朝日岳から見る那須岳は巨大なドームだ。 右肩からは蒸気が昇り山は生きている。荒々しい風景の世界だ。

御嶽山二ノ池
2005年8月 噴火前の御嶽山の山頂直下には、ニの池の畔に山小屋があった。 今は噴火で立ち寄ることも難しい。

御嶽山三ノ池
2005年8月 三ノ池は大きな噴火口跡だ。 畔に立って散策するとカラフルな水面が気持ち良い。

晩秋の谷川岳
2005年11月 天神尾根から見る谷川岳は形良い。 最高峰のオキの耳もはっきりと見える。気持ち良く登りたくなる尾根である

俎グラ
2005年11月 天神山から見る俎グラ。 谷川連峰の斜面は険しい

トーミの頭
2005年11月 トーミの頭は絶好の浅間山の展望台だ。 一人先行者がいた

新雪の浅間山
2005年11月 トーミの頭でじっと待つこと30分、雲の間から浅間山の山頂が顔を出した。 感動の一瞬だ。

坊ガツル法華院温泉が見え、九重の山々が連なる。
2006年3月 坊ガツルに入ると広い草原が広がり、山焼きの跡で黒々していた。

九重山
2006年3月 久住山に登ると火山が連なり最高峰の中岳が聳える。

由布岳への道
2006年3月 登山口から由布岳を望む。 この日は静かで出会ったのは二人だけだった。

由布岳霧氷と湯布院
2006年3月 由布岳山頂は霧氷に覆われていた。 朝ドラ「風のハルカ」ブームで賑わっていた湯布院の街を見下ろす。

剣ケ峰への道
2006年8月 乗鞍岳剣ケ峰への道。 息子と共に登頂した。

権現池
2006年8月 火口湖の権現池が朝日を浴びて美しい

乗鞍岳の日の出
2006年8月 乗鞍岳富士見岳にて4時56分、浅間山に昇る日の出

男体山と女峰山
2007年3月 日光白根山を登ると天狗平付近で男体山と女峰山を一望できる。 3月の日光の山はまだ雪深くラッセルだ。

日光白根山
2007年3月 前白根山から見る日光白根山は雄大だ。 雪深くラッセルには時間がかかる。

キリシマツツジ
2007年5月 阿蘇山のキリシマツツジ。 山肌に一面に広がって咲いていた。

天狗の面
2007年5月 前日登った根子岳は阿蘇山から見るとまるで天狗の面だ。 切り立ってスリルのある山だった。

阿蘇山火口
2007年5月 高岳から火口西へ下ると中岳西稜展望所から中央火口丘が見える。 噴煙が上がり火口湖は煮えたぎっているようだった。

雨上がりの赤石岳
2007年8月 千枚小屋から悪沢岳を越えると雨が上がって赤石岳が姿を現わした。 南アルプスの盟主、堂々としている。

間もなく山頂
2007年8月 小赤石から赤石岳の山頂に向かう。 久々に会う盟主に心も弾む。

モルゲンロートの聖岳
2007年8月 赤石小屋の朝は聖岳が赤く染まった。 昨日の千枚小屋から荒川三山、赤石岳を越えてここまでロングコースを達成したご褒美だ。

皇太子の山小屋
2007年8月 二軒小屋は皇太子(令和天皇)の泊まった山小屋。 小さいが静かで奇麗な山小屋だった。

四阿山
2007年11月 小四阿山から見る四阿山は雲の中だ

森林と岩稜
2007年11月 山頂から下ると晴れて、中四阿山がクッキリ見えた。 森林と岩稜のコントラスト

阿弥陀岳
2008年5月 赤岳からの阿弥陀岳。 山頂付近の岩場が険しい。

盟主赤岳
2008年5月 八ヶ岳の盟主の赤岳。 文三郎尾根から登り横岳から振り返った。

待ち構える雪の岩峰
2008年5月 赤岳を越えてこれから横岳、硫黄岳の縦走に入る。 横岳の雪の岩峰が厳しく立ちはだかっている。

山中の露天風呂
2008年5月 本沢温泉の露天風呂はワイルドだ。 バックに硫黄岳爆裂火口を眺めながら雪に囲まれ入浴を楽しんだ。

仙丈岳カール
2008年8月 南アルプスの女王といわれる仙丈岳は大きなカールを持つ。 そのカールの淵を山頂に向かって続く道を快適にルンルン気分で歩いて行く。

白い岩峰
2008年8月 甲斐駒ヶ岳は花崗岩の岩山で白い。 小松峰から望むその雄大な姿は南アルプス随一だ。

霧氷
2008年11月 武尊山への登りは一面の樹氷だった。 樹氷を潜るようにして山頂に進む。

秋から冬への稜線
2008年11月 武尊山から剣ケ峰山へ。 前夜の冷え込みから霧氷で白くなった北面と草紅葉の南面 を秋から冬へ分ける稜線

祖母山
2011年3月 高千穂から祖母山に登った。 雲の中で展望がなかったのは残念

白山お池めぐり
2011年8月 白山御前峰から大汝峰を眺める。 これからお池めぐりのコースとなる。

白山チングルマ
2011年8月 白山御前峰から大池めぐりコースを歩く。 花期を終えたチングルマの群生が来年に備えた姿は芸術的だ。

雨上がり
2011年8月 白山観光新道にて。 登頂を終えると雨となり、翌朝の下山で雨が上がって来た。 お花畑のハクサンシャジンには水滴が残り、背後の別山尾根も雲のベールが取れてきた。

雲取山の富士
2011年11月 雲取山の富士山。 若い頃ここは良く登った山だ。

石尾根を眺望
2011年11月 雲取山の山頂から石尾根を眺望。 OMCの登山のゲレンデだった。

雲取山山頂にて
2011年11月 25年ぶり?の雲取山山頂だ。懐かしい

森林美
2012年5月 ヤビツ峠から鳳凰三山の道は南アルプスらしい森林美の世界。 朝日が射し込んで幻想的だ!

オベリスク
2012年5月 30年ぶりに鳳凰三山を夜叉神峠から縦走した。 5月は残雪もあり、シンボルの地蔵岳オベリスクは昔と変わらず凛としていた。


2012年5月 地蔵岳から甲斐駒ヶ岳を望む。 賽ノ河原は祈りの場所である。

富士山
2012年7月 富士山の最高峰は剣がケ峰。 7月でも雪が残る

御釜巡り
2012年7月 高度順化訓練で御釜を一周した。 参加メンバーは皆元気だった。

影富士
2012年7月 御釜巡りに現れた影富士。 ラッキーだった

宝永山
2012年7月 巨大な宝永噴火口を見下ろしながら宝永山に登った。

たおやかな縦走路
2012年9月 山形県の奥胎内から入山し、大石山、北股岳、御西岳と縦走してきた。 飯豊本山に進むと昨日登った最高峰の大日岳がクッキリ。 草紅葉の美しい縦走路だ。

虹のかかる飯豊山
2012年9月 御秘所を越えて草履塚から振り返ると、飯豊本山に虹がかかっていた。 これから種蒔山、三国岳を越えて御沢まで一気に下山だ。

紅葉の縦走路
2013年9月 鶴岡市の大鳥登山口から山形市の古寺鉱泉まで、朝日連峰を2泊3日で縦走した。 大鳥池から急坂を登り切ると森林限界となり、以東岳に至る稜線が広がる。 赤、オレンジ、黄そして緑のコントラストの美しい快適な稜線歩きとなった。

大朝日岳への道
2013年9月 西朝日岳に登ると、大朝日岳が目の前に聳える。
長かった縦走も間もなくゴールだ。

朝日連峰の日の出
2013年9月 大朝日小屋からの日の出。 蔵王連峰の左から陽が昇った。 たくさんの小屋泊りの登山者たちと共に魅入る。

朝日連峰の朝
2013年9月 遥か遠くの大鳥登山口から以東岳を越えて大朝日岳に登った。
歩いてきた稜線上には月山(右)と鳥海山(左奥)が浮かんでいた。

尾瀬ヶ原と燧ケ岳
2014年7月 鳩待峠から尾瀬ヶ原に下り木道を歩く。 振り返ると先程登った至仏山がゆったりと大きい。 あの山頂から見下ろした尾瀬ヶ原は絶景だった。

尾瀬ヶ原と至仏山
2014年7月 広大な尾瀬ヶ原の木道を歩く。 夏の花々を愛でながらルンルン進む。 正面の燧ケ岳がだんだn近づき大きくなってくる。

逆さ燧ケ岳
2014年7月 尾瀬ヶ原の池塘に映る燧ケ岳。 天気に恵まれて撮ることができた。

池塘の紋様
2014年7月 尾瀬ヶ原にはたくさんの池塘が散りばめられている。 その水面には、ヒツジグサが個性的な紋様を想像して飽きさせない。 尾瀬は水草も紅葉する。

森林の登山道
2014年11月 奥秩父の道は森林美の中。 十文字峠から苔むす道が続く

甲武信岳の空
2014年11月 甲武信岳山頂の空は秋の雲が広がる。 気持ち良い登頂だった

奥秩父の富士
2014年11月 奥秩父から見る富士山は大きい。 破風山付近から眺望した

雁坂峠
2014年11月 雁坂峠は日本三大峠のひとつ。 武州と甲州を行きかう歴史ある街道だった。 これから甲州へ下る

丹沢山の富士
2015年7月 丹沢山の富士山は大きい。 丹沢山は若い頃の裏山だった

蛭ケ岳への道
2015年7月 桧洞丸から蛭ケ岳を望む。 丹沢山側やユーシンからよく登った


2015年7月 桧洞丸の登山道は植物保護で木道になっている

滝雲
2015年8月 聖岳より小河内岳にかかる滝雲。 雨上がりの日だった

南アルプス樹林帯
2015年8月 苔深い樹林帯は南アルプスならではの美しさ。 光岳への道で

センジケ原
2015年8月 センジケ原に入ると光岳はもう近い。 2度目の訪問だ

シャクナゲ美人
2016年5月 解禁された大杉谷には、大台ケ原から下って取り付いた。 その途中のシャクナゲ尾根は、シャクナゲの群生が連続し歓声が上がる。 その中のひときわ美しいシャクナゲのショット!

エメラルドの滝
2016年5月 大台ケ原から下り大杉谷に入ると、美しい堂倉滝に出会う。 滔々と流れ落ちる水は澄み、エメラルド色に滝壺を満たす。 深い谷の遡行の開始、これから次々と現われる個性豊かな滝が楽しみだ。

大杉谷遡行
2016年5月 大杉谷の遡行はスリルがあり緊張を要する。 しかし次々と現れる個性的な滝が現れて登山者を飽きさせない。

五丈岩
2016年5月 35年ぶりに奥秩父の金峰山に登った。 シンボルの五丈岩は昔と変わらず堂々と鎮座していた。 その頭に登ろうとして事故が絶えないとか。

瑞牆山山頂
2016年5月 瑞牆山の山頂は高度感のスリルがある。 五月の空に雲が浮かび地平線に南アルプスが連なる。

草紅葉と至仏山
2016年10月 秋の尾瀬ヶ原を歩く。 草紅葉が盛りだった

草紅葉の池塘
2016年10月 尾瀬ヶ原の池塘が草紅葉に覆われる。 これまた風流だ

霧の尾瀬沼
2016年10月 霧に包まれた尾瀬沼は幻想的だ。 さざなみとのコラボ

妙義山
2016年11月 妙義山は日本200名山、岩峰の山だ。 一般道でも鎖が連続し奇岩が目を楽しませてくれる。 紅葉の時期に訪れた

岩峰
2016年11月 相馬岳付近の岩峰。 上級者コースはあの上を歩く

夕日の岩峰
2016年11月 金洞山の岩峰群が夕日を浴びて輝く。 あくまでも飽きさせない景観だ

石門群
2016年11月 妙義山は石門群をくぐって歩く。 第四石門は見上げる程に大きい

天城山のシャクナゲ1
2017年5月 天城山のシャクナゲ

天城山のシャクナゲ2
2017年5月 白と赤が咲き乱れていた

妙高山
2017年7月 下山して振り返る残雪の妙高山。 山頂では雨で展望がなかった。

火打山
2017年7月 下山して振り返る火打山。 天狗平はのんびり過ごしたい所だ。

石鎚山天狗岳
2018年10月 MHCで石鎚山天狗岳へ登る。 この日は山頂小屋で泊まった。

面河渓のコース
2018年10月 朝の二ノ森付近を下る。 面河渓のコースは静かでよい。

赤城山
2018年11月 赤城山の最高峰の黒檜山を目指して

赤城神社と大沼
2018年11月 黒檜山の下りに赤城神社と大沼を見下ろす

新雪のトレール
2019年4月 千畳敷に入ると前日の新雪で道が消えた。 岩峰の間の八丁坂に向かって、宝剣山荘の小屋番に代わりラッセルを続ける。 木曽駒ケ岳まで登るハードな一日のスタートとなった。

中央アルプスの日の出
2019年4月 宝剣山荘の朝は雪が止んで晴れた。 御来光は伊那前岳の左肩から、南アルプスの山並みを従えて昇ってきた。 新雪の雪面は赤く染まった。

残雪の岩峰
2019年4月 前夜は春の雪が降り続いたが、朝は晴れて絶好の天気となった。 伊那前岳へ登ると登山道は新雪に覆われて純白になっている。 宝剣岳だけは急峻なため岩が露出し、青空に向かって黒々と聳えていた。

新雪に輝く春の山
2019年4月 急峻な八丁坂を前日に登り山小屋に宿泊した。 夜は雪が降り続いたが、翌朝は見事に晴れて山々は新雪に覆われ白く輝いた。 八丁坂の上から千畳敷カールを見下ろすとロープウェイ駅が鮮やかにアクセントし、 遠くの空木岳と南駒ケ岳がカールを見下ろしていた。

御在所岳の地蔵岩
2019年4月 御在所岳の地蔵岩に貼りつく登山者。 華やかなヤシオツツジが咲く

キレットの岩場
2019年4月 御在所岳キレットの岩場。 岩の登り下りは楽しい

天井の色彩
2019年9月 蔵王山のシンボルの御釜は七色に変化すると言われる。 最高峰の熊野岳(1841m)へ登る途中、馬ノ背から見下ろすと、御釜は天上の色彩だ。

長大な草紅葉の裾野
2019年9月 鳥海山は出羽富士とも言われ、日本海に向かって長い裾野と外輪山を持つ秀峰である。 最高峰の新山(2236m)に登頂後、外輪山の道を下ると、山肌が黄赤の草紅葉と緑のハイマツのコントラストで美しい。 長大な裾野は遠く日本海にまで続いていた。

下山後の月山
2019年9月 月山は雨の登山だった。 山頂の神社参拝も盛りの紅葉も雨に霞んでいた。 下山後に初めて月山の一部を仰いだ。

2020年、2021年はコロナ禍のため遠征できず記録なし


瓶ケ森遠望
2022年5月 石鎚山天狗岳の岩壁からはるか遠くに瓶ケ森を遠望する。 手前の大森山はまるで影天狗岳のようだ

石鎚山の日の出
2022年5月 石鎚山土小屋からの日の出。 伊予富士付近から陽が昇り空はピンクに染まった。


2022年5月 石鎚山東陵は岩稜の厳しいルートだ。 鋭い岩峰の切れ目に四国の主稜線を覗いた。

石鎚山東陵へ
2022年5月 土小屋から一般道を進み、このあたりから東陵へのバリエーションルートに入る。 ピンクのツツジがその緊張感を和らげてくれる。

先鋭峰を登る
2022年5月 石鎚山東陵のピークは南尖峰で、その奥に天狗岳がある。 右側のギザギザの尾根をピークを目指して登った。 厳しいルートだったが、突破した喜びは大きい。

氷ノ山
2023年9月 鉢伏山から氷ノ山東尾根を望む。 翌日長大な東尾根を登り山頂に至った

氷ノ山山頂
2023年9月 氷ノ山山頂から雲が取れてハチ高原を見下ろす。 登った東尾根は長いが楽しめるコースだった

熊野古道
2023年10月 MHCで世界遺産の熊野古道を歩いた。 中辺地を語り部さんの解説で歩き神秘の世界に浸った。

那智の滝
2023年10月 MHCで熊野古道を歩き那智の滝に参拝した。 日本一の落差の那智の滝は水量多く轟音で圧倒された。