タスマニア(オーストラリア)

2005年の早春にオーストラリアのタスマニア島にあるクレイドル山・セントクレア国立公園を訪問した。 世界自然遺産であり、最近トレッキングルートとして人気が高まっている所である。


●入山

世界遺産のクレードルマウンテン・セントクレア国立公園は、タスマニア島にある国立公園である。 その基点となるクレイドル・マウンテン・ビレッジはデボンポート空港からバスで1時間30分のところにある

この飛行機でタスマニア海峡を越えた

クレイドルマウンテン国立公園の前衛峰 ★クリック!

クレイドル山・セントクレア湖国立公園の入口。
World Heritage Area(世界遺産)とある

●宿泊地

宿泊したクレイドルマウンテン・ロッジ ★クリック!
ビレッジはロッジと多数のキャビンで構成されている。 ロッジには一流のレストランがあり、ディナーを楽しむことができた。キャビンには暖炉があり、 朝晩にマキを燃やして火と対話して楽しむ時間となる。

宿泊したキャビン。
りっぱな個室で暖炉がある

●トレッキング

ビレッジからいくつかのウォーキングコースが整備されており、車道に沿った木道の Cradle Valley Boardwalkを2時間半歩けば、自然の中を車なしで山麓のドーブ湖にたどりつくことができる。 流れる川の水は植物のタンニンが溶けて赤く染まっていた。

ペンシルパイン・フォール ★クリック!

整備されたボードウォーク  ★クリック!

虹のかかるのを見た。 ★クリック!

●タスマニアの植物

道は良く整備されており、歩きながらボタングラス(洋服のボタン状)、 パイングラス(パイナップル状)と言ったタスマニア独特の植物や花を楽しむことができる。 日本では見慣れない植物ばかりだった。

洋服のボタンに似ているボタン・グラス  ★クリック!

あざやかなピンクは花でなく実だった

パイナップルに似たパイン・グラス  ★クリック!

●野生動物

トラックと呼ばれるハイキングコースが整備され、豊かな自然にウォンバット、ワラビーといった小動物が自然の中に生きている。 ボードウォークのあちこちに草食動物の糞(Droppingという)がおちている。ワラビーかウォンバットの落し物か?

野生のワラビー  ★クリック!

野生のウォンバット  ★クリック!

道に置かれた糞

●氷河湖


氷河によって出来たクレイター湖 ★クリック!
クレイドル・マウンテンは1500mと低く雪もほとんどないが、 太古の自然に氷河に削られてできた湖が点在し、格別の美しさがある

リラ湖の向こうはマリオンズ・ルックアウトの山頂 ★クリック!

●クレイドル山


クレードル山(1545m)とドーブ湖 ★クリック!
ここで白人の男女ペア6人パーティに出会う。目の前に岩がギザギザのクレイドル山(1545m)山頂が仰げるはずであったが、 天候に恵まれず一部しか見ることができなかった。残念!

ドーブ湖の湖畔よりクレードル山 ★クリック!

●登頂と下山


マリオンズ・ルックアウトの山頂 ★クリック!
湖から急登でマリオンズ・ルックアウトの山頂に登った。ここからはドーブ湖はもちろん、 神秘的なクレイター湖も同時に見下ろすことができる。Marions Lookoutの山頂付近は雪が降り、クレイドル山は雲に隠れて見えないのが残念だ。 ここで下山中の8人の白人パーティに出会った。

早春の朝晩は雪が降る ★クリック!