真山旧街道

3月24日(火)晴 投稿者:藤井諭
亡き親の口伝えを元に松江市街と島根町とを結ぶ旧街道のトレースを行なっている。 会員のI氏からは詳細な地図を提供してもらった。
西持田町の小倉部落から小倉寺に登り真山登山道を経て常福寺丸に下ると、菅田庵に至り松江市街に入ることができる。
親の世代は大芦から新道トンネル峠と持田トンネル峠を越えて真山登山道に登り、 菅田庵を経て松江大橋を渡り白潟天満宮にお参りした話をしていた。当時は車も自転車なく、草鞋を履いた徒歩の 日帰りで往復10時間ぐらい、現代人にとっては驚きの健脚だった!

コース:風の丘P→小倉寺跡→真山登山道→真山登山口→おいこ山砦→鉄塔→常福寺丸城砦群→常福寺丸→風の丘P

概要:ソフトビジネスパークの北端にある峠の小倉寺跡は島根町への旧街道が通っている。 地蔵や石碑が小倉寺の痕跡を示し、道が明瞭に県道島根町線の小倉部落に下りていた。 難関はここから真山登山道までの尾根道で、かすかなふみ跡はあるが酷いヤブ漕ぎだった。 真山馬場付近で登山道に合流して真山登山口に下った。
車道を横切って”おいこ山砦”の尾根に取り付くと、”常福寺丸城砦群”の所々に土橋状の遺構が見つかった。 常福寺丸に下ると南に菅田庵を経て市街に至れる。
常福寺丸から少し下り池の土手を超えるとソフトビジネスパークで、出発点の風の丘Pにスマートに戻ることができた。

今回は右の峠から左の尾根をヤブ漕ぎし、真山登山道に取り付く

峠の取り付きは原発作業員の駐車場になっていた

峠にはお地蔵さんがあった

県道島根町線の小倉部落へ下りる旧街道があった

竹林の明瞭な道だ

ここで県道島根町線に合流

県道から見る小倉の集落

この周辺の平地に小倉寺があったと考えられる

峠からの尾根はかすするかなふみ跡でハードなヤブ漕ぎの連続。下界に県道島根町線を望む

峠からハードなヤブ漕ぎで30分、やっと真山登山道へ出た。通常の5倍の体力を消耗、疲れた!

四合目鉄塔から見下ろす市街。手前の尾根沿いに常福寺、菅田庵を経て市街へ出る旧街道があったと考えられる

真山登山口から車道を横切り尾根に取り付くと標識がある。”おいこ山砦”付近だ

鉄塔付近だけ道が良く整備されている

北に真山を望む

西には白鹿山が聳える

鉄塔からソフトビジネスパークの展望

所々に土橋状の遺構が続き、尼子の砦群がある

ヤブ漕ぎは続く。ウラジロが茂り足を取られ、漕ぐのも春先が限界?

谷の向こうに白鹿山が見える

尾根道は石膏像のある公園へ下りた。コブシの花が満開だった

ソフトビジネスパークに戻ると池の奥に真山が聳えていた。建物はアイコミュニケーションズ?

谷の南方に市街が広がっていた。くにびき道路方面のようだ

風の丘の桜はまだ開花前だった