大峰山と大台ケ原

430日 晴 

洞川温泉8:45−稲村小屋10:40−稲村ケ岳11:20−大日山12:00−洞川温泉14:20

 前日午後に車で出発し、その日は高槻市の友人宅に泊まる。早朝友人と二人、車で大峰山へ向かう。当初予定していた弥山〜八経ケ岳は309号線の通行止めのため、変更して洞川温泉へ入った。母公堂に車を置き、稲村ケ岳へ向けて出発する。天気は晴れ、気温が上がり初夏のように暑い。法力峠を越えて山腹を巻くゆるやかな登りが稲村小まで続く。ここからマッターホルンのような大日山が覆いかぶさるように迫ってくる。道は大日山を巻くように進み、残雪に埋まったガレ場を慎重にトラバースする。最後の急登で稲村ケ岳山頂に1120分に到着。山頂から山上ケ岳、大普賢岳、行者還岳、弥山と続く山並みを鑑賞する。大日山は鉄や木の梯子の連続であった。

下山し大台ケ原へと向かう。309号線の山越えが使えないため、下市口まで戻り、吉野を右に見ながら169号線に入り、大台ケ原ドライブウェイを登る2時間半のドライブとなった。何とか明るいうちに到着し、大台荘に宿泊した。

51日 曇 

大台荘6:00−日出ケ岳6:30−正木ケ原7:15−大蛇グラ8:00−駐車場9:20

 曇りの天気の中、最高峰の日出ケ岳に向かう。途中で突然シカ2頭が登山道を横切った。日出ケ岳山頂は風強く雲が行きかった。「日本一の豪雨の山」という案内板が印象的だった。正木ガ原はトウヒの枯木が一面に広がり、荒涼とした風景が続いた。大蛇グラは縦走路を少し外れたところにある。覗きからの風景は下を雲が走り、緊張感があった。熱心な2人のカメラマンが三脚でシャッターチャンスを窺っていた。シャクナゲ坂はトンネル状にシャクナゲが続き、ピンクのつぼみが膨らんできていた。6月頃は美しいことであろう。谷を越えるとミツバツツジのピンクが続く道となる。駐車場に920分に到着し、今回の登山を終了した。

 帰路は奈良あたりで雨が降り出し、近畿道に入ると本格的な雨となった。山行中には雨に会わなかったことが幸いだった。