嵩山一周ヤブ漕ぎコース

昔に川原町や坂本町の人々が登ったと思われる嵩山参道の踏破を西村さんの情報をもとに目指した。 1回目は2月28日。峠の駐車場から嵩山に登り、山頂から通称出臍山に向かって延びる尾根を歩いてみた。 急坂を下りきると道が荒れ出し、かすかなふみ跡のみとなった。 いくつかの小ピークでふみ跡も支尾根でわかれて細くなり、本格的なヤブ漕ぎになった尾根で引き返した。 GPSで、最後の尾根の下にある建物に到達できると目星をつけた。
2回目は3月3日。その尾根の取り付き点を見つけるため、川原の集落を車で入った。 川原神社を過ぎると舗装が切れ、空き地に車を置いて林道を入った。 谷の奥にはりっぱな建物があり、別荘か保養施設のようだった。 道はここまで、右の谷も左の谷もヤブが酷くドンズマリだった。 尾根の取り付きを探すと左の園地から取り付けて、尾根沿いにまっすぐ登ってみた。 所々ウラジロに囲まれ踏ん張りがきかず歩き辛い。約20分GPSでトレースし、標高差50mを歩いたところで引き返した。
そして最後の3回目は3月8日。駐車地に戻らなければならないので出発点を熊井の滝とした。 尾根から下った谷沿いの道は倒木で荒れていた。三角点への急坂はヤブツバキが満開だった。 そして山頂で昼食休憩。 午後は1回目のトレースに従い右に出臍山を確認しながら、GPSの要所に赤テープを着けて進んだ。 最後の尾根の下りに入ると、ヤブが深くなりふみ跡もなくなったが、2回目の偵察情報で確信を持って進めた。 そしてついに、目指す登山口にドンピシャリ下りることが出来た。

嵩山一周ヤブ漕ぎコースのトレース図。熊井の滝に車を置き、三角点を経て山頂へ。 そして山頂から旧参道と思われるふみ跡をヤブ漕ぎして川原集落へ。 帰路は川原神社、川原町の集落を通り、国道431に出て熊井の滝に戻った。 (川原道途中のトゲは出臍山の分岐。かすかなふみ跡はあるが大廻りになるので入らないほうが良い)
所要時間は熊井の滝〜嵩山が1時間30分、嵩山〜川原登山口が1時間30分、川原登山口〜熊井の滝が50分、合計で3時間50分だった。
川原集落の奥にある別荘を目指して、GPSで嵩山から下るのがポイント。 嵩山〜川原登山口間はしっかり赤テープを着けておいたので、興味ある方は歩いて見られると良い。 冬から4月末までならヤブは苦にならないでしょう。

熊井の滝からスタート

急坂を尾根に上がる

谷に下りて少しヤブを漕ぎ、階段の坂を上って尾根に取り付く

三角点までの急斜面はヤブツバキの群生地だ

嵩山のもうひとつの三角点

ここから急に道が良くなる

嵩山山頂に到着

雪の大山が美しい

ヤブ漕ぎコースの入口はこちら

アセビが咲いていた

ここまでは良い道で歩きやすい。川原町からの昔の参道か

ここから急下降の坂。大仏様の出べそにあたる出臍山と対面する

振り返ると嵩山が高い

出臍山を横に見ながらヤブ漕ぎ

尾根沿いに所々道があるがほとんどはヤブ漕ぎで進む。 途中出臍山への分岐があったが大廻りになるためやめた

下るにしたがって出臍山は仰ぐようになる

下りきると園地に出る。右上に尾根取り付きがある

登山口には別荘がある

川原集落に下る途中に川原神社がある

出臍山は左のピークにあたる

川原町の集落から嵩山を振り返る。山頂から左の尾根沿いに下ってきた

我が家から望む出臍山は左端の山。大仏様のへそに当たる